2014年1月8日星期三
井崎脩五郎の予想上手の馬券ベタ
これほど寒い引退式は、史上初めてだったのではないだろうか。
12月22日(日)、オルフェーヴルがラストランの有馬記念を8馬身のぶっち切りで勝ち、全レース終了後に中山競馬場のスタンド前で行われた、そのオルフェーヴルの引退式である。
北風がビュービュー吹いて、帽子は飛ばされる、髪の毛は乱れてメチャクチャ、手袋をしているのに手がかじかんだ。見たら、鼻水が垂れそうになるのか、鼻をかんでいる人がたくさんいた。
それでも、6万人余りの人たちが、オルフェーヴルがスタンド前に出てくるのをずっと待っていた。ニューバランス 14004時半過ぎには始まるだろうと思われた引退式が遅れ、ターフビジョンに「午後5時から始めさせていただきます」というテロップが出たとき、「えーっ」という声が上がったが、誰も帰ろうとしなかった。これほど多くの人が立ち会った引退式は、これもまた初めてではないだろうか。
やがて始まったセレモニーで、オーナーであるサンデーレーシングの吉田俊介代表に花束が手渡されると、「オルフェの子に池添乗せて、凱旋門賞へ行ってーッ」という声が飛んだ。
池江泰寿調教師には「お疲れさまでしたーッ」という労(ねぎら)いの声がかかり、池添謙一騎手には「池添、よくやったーッ」「オルフェの子で凱旋門賞勝ってーッ」「オルフェにはお前が一番合っているーッ」という温かい声が次々と飛んだ。池添騎手がペラペラの騎乗服でいかにも寒そうなので、隣に立っていた池江調教師が背広の懐に池添騎手を包み込んでやると、一斉に拍手が沸き起こった。心温まるシーンだった。
有馬記念で、オルフェーヴルの単勝はたった160円しかつかなかった。新聞のシルシでは、オルフェーヴルとゴールドシップのシルシにそれほど大きな差はなかったのだが、実際の単勝オッズは、オルフェーヴル1?6倍、ゴールドシップは2番人気ながら4?4倍とかなりな差がついた。
誰かが、オルフェーヴルの単勝にドカンと注(つ)ぎ込んだのだろうか。
レース後にそんなことを考えていたら、競馬風俗研究家の立川末広がやってきて、アディダス スニーカー「北島三郎さんが、大量買いしたらしいですよ」と言う。大馬主でもある北島さんは、今回をもって紅白歌合戦を卒業することを発表。同じく今回の有馬記念をもって競走生活を引退するオルフェーヴルが、サブロウとも読める3枠6番に入った奇縁を喜び、オルフェーヴルの単勝をドカンと買ったというのである。
おおと思ったが、調べたらこれは嘘(うそ)と判明。『スポーツニッポン』で、北島さんは本命ゴールドシップと予想されていた。
立川末広は「大体百人くらいに言いふらした」と言っているから、今ごろ、北島三郎さんのオルフェーヴル単勝大量買い伝説は、日本中に広まっているかもしれない
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